あいさつ状のまめ知識

喪中ハガキとは-喪中ハガキはいつ誰に出す?

喪中とは近親者の死を追悼し、慶事を避けて喪に服する期間のことです。
喪中ハガキは、一年以内に近親者に不幸があった時に、毎年年賀状を出している相手にその旨を知らせるために出す挨拶状です。
正式名称は『年賀欠礼状』といいます。

 

■喪中ハガキを出すタイミング

一般的に相手が年賀状を準備するより前、10月末ごろから12月の初頭までに投函するようにます。
遅くとも年賀状受付開始日以前に相手に届くように出すのが礼儀です。
遅れてしまった場合は無理に出さずに、お正月を過ぎた1月5日以降に寒中見舞いの形でお知らせするとよいでしょう。

 

■喪中ハガキ用の切手

喪中ハガキ用切手喪中ハガキに貼る切手は普通の切手でも失礼には当たりませんが、郵便局では派手な色を使わない落ち着いた風合いの弔事用切手が用意されています。
なるべくこちらの切手を使うのがよいと思われます。

 

■喪中を出す相手

一般的には年賀状のやり取りがある方に出すことが多いです。友人、同僚、上司や故人がやり取りをしていた相手などに送ります。
プライベートでの接点がない仕事関係の担当者などには余計な気遣いをさせない意味で喪中を出さずに年賀状を送ることもあります。
親族には基本的に出さないことが多いです。
厳格な決まりがあるわけではないので、故人との関係や心情にあわせて決められてよいと思います。

 

■喪中となる親族の範囲

一般的に自分から見て二親等以内の親族が亡くなった場合に喪中となります。
夫・妻・父母・配偶者の父母・子供・祖父母・配偶者の祖父母・孫・兄弟・配偶者の兄弟・姉妹・配偶者の姉妹が二親等以内となります。
ただ、二親等以内でなくても同居していたり親しい間柄である方が亡くなった場合や心情的にお祝いする気持ちになれない時は喪中とする場合もあります。厳密な決まりがあるわけではないので、本人の気持ちで決められてよいと思います。

 

■喪中ハガキの内容

喪中ハガキは新年の挨拶を欠礼する旨と、誰がいつ亡くなられたか等のみを簡潔に書きます。
近況報告などを書くのはマナー違反となります。
近況報告などを伝いたい場合は別途寒中見舞いとして送るのがよいでしょう。